2011年11月13日

モダンアートアメリカン

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モダンアートアメリカン展を見に国立新美術館に行ってきた。久々のギロッポン。実は新国立美術館は初めてで、それも楽しみであった。

新国立美術館は黒川紀章設計。黒川紀章と言えば、晩年の都知事選出馬辺りから始まった「変人のおじいちゃん」という印象が強すぎるけど、実は案外格好良い建築物を作っている。新国立美術館もなかなか立派で面白い建物であった。

展示もなかなか面白かった。お目当てはホッパーだったのだけど、その他も作品も結構面白いものが多く、楽しめた。先に進むに連れ、描かれている風景も農村から工業へ、具象から抽象へと変化して行くのだけど、特に抽象ゾーンに入った辺りから面白さが爆発した。

笑っちゃうのだ。抽象絵画って俺は笑って見るものだと捉えている。特に笑えるポイントは、絵のタイトルと実際の絵のギャップ。ものすごく沢山突っ込み所があって、見ていて飽きない。まるで、みうらじゅん先輩のロックンロールスライダースを見るような感覚で見ると、抽象絵画って分け分からなくても面白い。抽象絵画に限らず、必ず絵や芸術には笑いがあると思っていて、いつもそれを勝手に考えてクスクス笑ってしまう。

ホッパーもとても良かった。確実に言葉にできない感覚というか、ホッパーの絵は何とも言えない気持ちにしてくれる。言葉にできないけど、言葉にしたい。でもできないから絵になっている感覚。もどかしいけど、心地よい感じ。面白いなあ。

アメリカのモダンアートと言えば、フランシス・ベーコン、アンドリュー・ワイエス辺りも久しぶりに見たい。展覧会やらないかな。

写真は会場で購入したホッパーくんピンバッジ。なかなか素敵で気に入った。

2011年6月 5日

絵を描くということ -アニメ絵篇

最近また何となく、すごく適当だけど絵を描いたりしている。目下の問題はモチーフ。恥ずかしい話だけど、描きたいものがないのだ。昔はいくらでも思いついて描いていたのだけど、いつ頃からか、恐らくアカデミックに学び始めた頃からだと思うけど、どうせうまく描けないだろうなって分かったつもりになって、あまり描かなくなってしまった。デザインや、映像をやり始めたってのもあるのだけど。

たまに描きたくなって、いたずら描き程度に描くのだけど、最近またちょこちょこ描き始めた。一度ちゃんとデッサンをやっていればある程度以下にはならないのだけど、どうも上手く描けない。線で誤魔化す感じになってしまう。しばらく描けば勘を取り戻せるはずなのだけど。

モチーフの問題。何を描けばいいのか本当に分からない。デザインや映像とは少し違う頭の使い方。結局いつも同じ様な絵になってしまいつまらない。そう言えば俺はアニメが好きだった。そうだ、アニメ絵を描いてみよう。

アニメ絵を最後に描いたのは恐らく15年以上前。『ああ女神さま!』のベルダンディーが大好きすぎて、Gペンとトーンを使って描いたのが多分最後。そして久々に描くモチーフは『ドロロンえん魔くんめーらめら』の雪子姫に決定してみた。木村貴宏は大好きだし。

で、実際に真似して描いてみたのだけど、これが全然描けない...。びっくりするくらい描けないのだ。はっきり言ってヘタ。自分がこんなに下手だと思わなかった...。恐らく、アニメ絵を描く能力って別なのだろうね。アカデミックなデッサンって三次元をそこそこ正確に写しとるって側面が強いのだけど、アニメ絵はその中での立体感を描けなくてはいけない。それがとても難しいことが分かった。「世界の理解」と言うか。デッサン的な世界の理解って全然できるけど、アニメ絵的な理解ってできないみたいだ。

あと、線。綺麗な線を一気に引けないとダメっぽい。線で探っても良いのだけど、最終的に曖昧ではいけない。つまり下書きをちゃんとしないといけない。下書き嫌いなんだよなあ。

とは言え、チョコチョコ練習しようかと思ってる。オリジナルの美少女が描けるくらいになりたいところ。いつになるか分からないけど。でも結局自分の到達点って恐らく、イラストとかアニメ絵ではないんだろうなって思う。

2011年2月17日

Mr.Beam

オランダのプロジェクションアーティスト、Mr.Beamの作品がすごい。上の映像はH&Mのオープニングイベントらしいのだけど、とにかくすごいのだ。音と映像のシンクロ具合、映像のアイデア、シチュエーション、どれをとっても完璧。一体どうやってシンクロ取っているのだろうか。MAXやProcessingなんかのプログラム系を使用しているのだろうけど、使い方がうまいとしか言いようがない。

一体どんなプロジェクターを使用したらこんなに綺麗にプロジェクションできるのかもすごく不思議。何台使用しているのかも知りたい。小難しく、何の面白みもない頭でっかちのインスタレーションとやらにここまでやってみろ、と言ってやりたい。

そもそもプロジェクションしているものが建物という立体物なので、立体感が出ていて不思議な空間を構築している。実際に見たら相当に迫力がありそうだ。

そして一番気になるのはリハーサルをどうやってやっているかということ。建物は当然外にあるわけで、事前にリハーサルをやってしまうとネタバレになるだろうし、どうやっているのだろうか。謎。

Mr.Beamのサイトには他にも映像があって、そちらもすごい。

2011年1月15日

池田学展「焦点」

61+-c2FqsAL._SS500_.jpg池田学くんの展覧会に行ってきた。相変わらず本当に絵がうまく、何と言うか素晴らしいとしか言い様がなかった。

今回はいつもと違って、小さな作品が15点くらい展示してあった。小さくても見所満載で、ものすごい近くで見てしまう絵。遠くから見ても面白いのだけど、近くで見てあちこちに隠れている色々なものを見るのが楽しい。

そうだ、学くんの絵は見るのが楽しい。何が隠れているのかドキドキしながら見ることが楽しい。そして強烈なデッサン力に裏付けされた画力と忍耐力。素晴らしい。是非実際に見て欲しいと思うのだけど、展覧会は今日までだった。

本人にはここしばらく会っていないのだけど、今年早々からカナダに助成金で行くらしい。色々なものを吸収して素晴らしい絵を描いて欲しいと素直に思う。

そう言えば市ヶ谷に移転したミヅマは綺麗だった。前がすごいビルだったからというのもあるけど。ロケーションも良いし、とても清潔な感じになって好印象であった。学くんの画集を購入させてもらったのだけど、これamazonだと6000円超えてるのね。別に絶版ではないのだろうけど、何でこんなにプレミアが付くのだろうか。版元の通販だと定価なのにamazonだと高いって変だなあ。

2010年12月10日

ユング REDBOOK

アメリカのアマゾンに注文していた、ユング『REDBOOK』がやっと到着した。REDBOOKはユングが生前書いていた私的日記。それにものすごいサイケデリックな絵が添えてある。絵日記か。

ユングといえば、集合的無意識を提唱したり、フロイトと関係があったりというくらいしか知らなかったのだけど、絵と日記を見る限り相当おかしい人だったことが分かる。異常なくらいミチミチに書かれた文字、それは神経症的に細かくしっかりとカリグラフィーで書かれている。絵は結構うまくて、サイケデリックな色合いで狂った模様やシチュエーションが描かれている。字と図のバランスもなかなか面白い。

日本版も出ているのだけど、日本訳がついているだけで4万円くらいだったはず。アメリカ版は120ドルくらいなので4倍くらい差がある。単純に価格差だけでは測れない部分もあるとは思うけど、さすがに高すぎる。なので海外版を購入。3ヶ月くらい待ったと思うけど。

日本版は現在取扱中止の様だ。アマゾンジャパンでも海外版が売っている。若干高めだけど、良い本なので買っても損はないと思われます。

2010年11月 6日

こうしてお前は消え去る

怒涛の一週間が終わった。日曜日から来日中のジゼルチームと遊び続け、4日連続でほとんど寝ないで遊んで、仕事して、つくづく年齢を痛感した。ものすごいシンドい。前々から思っていたが、彼らはタフだ。旅先独特のアドレナリンの出方もあるだろうけど。

で、ジゼルの『こうしておまえは消え去る』。東京公演は全てソールドアウトだったらしく、全員喜んでいた。立体音響で聴くKTLもなかなかで、相当楽しめた。

ジゼルの演劇はとても映像的だ。以前に見た『キンダートーテンリーダー』もとても映像的であったが、今回の作品はよりそれを感じさせた。が、あえて映像でやらないのがポイントなのだろう。

しょっぱな、パフォーマーであるジョナサンとマーガレットが体操トレーナーと選手に扮し、ひたすらストレッチに勤しむ所、ものすごい面白かった。掴みとしては満点をあげたいくらい、笑いを堪えるのが大変であった。何と言うか、長尾謙一郎の『おしゃれ手帖』の世界観。

連日睡眠不足だったので公演中に寝るかなとも思ったけど、全然眠くならず興味深く観ることができた。終演後のトークショーでは相変わらずジゼルのプレゼンテーションの上手さが炸裂。ものすごい理論武装。外人はこういったところがすごい。ガチガチに自分の意見を通してくる。日本人には全くない感覚。

その後も飲み行ったり、パーティーしたり、朝からカフェ行ったり、ICC行ったり、散々遊び倒した。連日の朝帰りで未だに体調が戻らない。

2010年9月11日

こうしてお前は消え去る

ジゼル・ヴィエンヌ at Festival Tokyo, October 30, 31 & November 1, 2 & 3 2010

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2010年8月21日

アイデア 横尾忠則特集

雑誌アイデアの横尾忠則特集を買った。相変わらずのトゥーマッチぶりで、相当お腹いっぱいにさせられた。

横尾忠則には沢山影響を受けた。初めての出会いは中学生の時。デザインやアートに興味を持っていた俺に、母親が教えれくれたのだ。何処かの美術館で横尾忠則のポスターを初めて見たときすごく感動した覚えがある。つまり、原点なのかもしれない。

その後は同時にそのポスターに描かれている内容にも目が行くようになった。天井棧敷、状況劇場、三島由紀夫、60、70年代の文化を作った人々。全てではないけれど、入り口はここであったりした。あとはTVでやっていたドラマ『ムー一族』のオープニング映像(2分くらいからOP)。これは面白かった。調べたら分かったのだけど、OP曲の作曲が荒木一郎ってのがびっくりした。

丁度俺が知った辺りで画家宣言をしていたはずなので、その時は絵画を描いていたが、その絵画も面白かった。池袋西武で「滝」シリーズの展覧会を見に行ったり、その他の展覧会にも足を運んだり、本を読んだりもした。本はスピリチュアル過ぎて着いて行けなかったけど、ダリと邂逅した下りはとても興味深かった。

10年近く前東京都現代美術館で開催されていた展示にも足を運んだが、ものすごい展示量と作品の質で毒気にやられてしまった記憶がある。今回のアイデアもかなりトゥーマッチで全部見ると相当疲れる。何枚もポスターを見ていると、この人ベタ面使うのうまいなあと思う。あと足し算もうまい。足し算って初心者臭いデザイン手法なのだけど、横尾忠則は足し算しながら同時に引き算もこなしているような、見たことない計算方法で構築されている、そんなデザイン。

御年70歳オーバー。Twitterを見ていると全然お変りなく、お元気そうだ。これからもガンガン素敵な作品を発表して欲しい。

2010年7月 6日

Gisele Vienne

10月下旬、ジゼルの公演がある様です。

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2010年5月15日

ロトチェンコ→The Cult

朔日は久々一日中遊んだ気がする。まず庭園美術館にロトチェンコを見に行った。庭園美術館は元皇室系だけに、本当に素晴らしい建物とロケーション。最早金持ちとかそういったレベルではなく、完全に身分の差って感じであった。

肝心のロトチェンコも面白かった。もう少しポスターが見たかったのだけど、絵画や写真もあってなかなか。実はロトチェンコは写真がとても格好良いことに気がついた。そしてロトチェンコは画がヘタクソだということも判明。構成させるとものすごいセンスなんだけど。

庭園美術館内のカフェで生まれて初めてのカフェ飯とやらを食べた。衝撃的に量が少なくて、逆にお腹が減ってしまう。お洒落はやせ我慢なんだなと痛感。

その後目黒から早稲田の友人宅に車で移動し、しばらく休んでその後新木場のスタジオコーストへ。目的はThe Cultのライブ。The Cultと言えば中学生位の時にリリースされたエレクトリックをものすごい聴いていた記憶がある。今回色々あって、行けることになって本当に良かった。

ラストでエレクトリックからの曲もやってくれて、それは相当アドレナリンが上がったね。WildFlowerを生で聴ける日が来るとは。ロックだった。

新木場から早稲田に友人を送り、その後帰宅。午前1時を廻っていた。久々にあちこち行って楽しかったが相当つかれた。そして風邪をぶり返してしまった。ダルイ。

2010年3月 6日

モレスキン

mole.pngアイデアを書き留めるとき何を使っているか。美術系の人間はクロッキー帳を使用していることが多い。予備校時代俺も何冊となく使用した。好みは紙が黄色っぽいものだ。真っ白をこの好む人もいるけど、俺は断然黄色。

ただクロッキー帳だとあまり大事に書かないし、価格も安いので適当に扱ってしまう。それに気がついてからは、画材店で売っている高級なスケッチブックを使用するようになった。あの、水彩用のやつ。ページ数は少ないくせに1000円くらいするので、紙質は高級だし大事に使うようになった。

以前からモレスキンも気になっていた。モレスキンは更に値段が高く、3000円くらいする。やれピカソが使用していただのスノッブなイメージがあったので、敬遠していた。先日世界堂でモレスキンを見ていたら欲しくなってしまったので、購入。丁度アイデア帳も欲しかったし。買ったのは真っ赤な表紙のいかしたノート。約三千円。高い。

でも、マジマジと見てみて値段が高いも納得した。紙質がとても良い。試しに愛用のコンクリンの万年筆で書いてみたが、滑りもよく書きやすい。紙色も黄色味が適度で目に優しい。全体の作り、特に綴じは相当いい加減な感じだけど、まあ輸入物なので仕方がない。

モレスキンは色々種類があって面白い。が、ちょっと値段が高すぎる。海外だと半分位なのだろうな。

2009年9月14日

ジゼル・ヴィエンヌ2010年新作プロセスを語る +

土曜日は昼からアークヒルズクラブにて会食し、セレブ気分を少し味わってから、横浜急な坂スタジオに来日中のジゼルのレクチャーを見に行った。

急な坂というくらいなので、本当に急な坂にあったのだが、動物園が目の前にあったりしてなかなかグッドロケーション。少し迷ってしまい、ぐるぐる回ったけど。

18:00からレクチャー開始。彼女の作品を見せながら、コンセプトや新作のプロセスを語る1時間半。感心したのは、ジゼルは本当にプレゼンがうまいということ。自身の考えている抽象的なことを、理知的に他人に極めて分かりやすく伝えてくる。2年前の早稲田の時にも感じたが、今回は更にパワーアップしていた気がする。普段話していても、相当理路整然としていて分かりやすいし、欧米人のこういった能力の高さは見習わなくてはいけない。

終了後、打ち上げに参加。久々に会ったパフォーマーのジョナサンとも楽しく話す。そして回りは2年前の様にアカデミックな雰囲気が全開に。日本人の皆さんも英語とフランス語を混ぜながら話したりするので、英語すら微妙な俺は何だかなあ。自分は本当に下品で教養がない人間だと再認識。楽しかったけど。たまには良いね。

23時過ぎにジゼルを車に乗せ、東京へ爆走。

日曜日は日中仕事をこなし、夜からジゼル、スティーブン、ビルとHang Around。紀伊国屋で『大人の科学』を大量買いしていたのが面白かった。その後「てんぷら つな八」へ。思ったよりおいしくて、全員満足。初めてアイスクリームのてんぷらを食べたけど、なかなかおいしかった。

23時過ぎにお開き。彼らは本日帰国予定。一緒にいると英語の勉強になるし、色々刺激も得られるので非常に有意義であった。

2009年7月10日

鮎藤革包堂&大駱駝艦公演&OngoingCafe

水曜日、鮎藤革包堂を訪問。鮎藤革包堂はオーダーメイド革バッグのお店。大変人気で、今注文しても完成まで何年もかかるらしい。

場所は神楽坂。高校が九段下だったので、思い出深かった。良い思いではほとんどないが。
店主は長年職人をやっている方で、俺の友人の旦那の兄なので、色々突っ込んだ話を聞けて面白かった。爬虫類の皮もやっている。皮って奥が深い。作品もさすがに綺麗で、素敵であった。俺にはできない丁寧な仕事。

the_hole_index_01[1].jpg木曜日は大駱駝艦壺中天公演「穴」に。1年位前から友達が大駱駝艦と少しつながったので、公演に足を運ぶようになった。今回で三回目。今回は吉祥寺、大駱駝艦の本部で行われる公演。結構狭くて、お尻と腰が痛く、1時間半動けないのは相当辛かった。

内容は相変わらず独特で、素敵であった。何というか、見たこともない非日常。話の意味なんて全く分からないが、何故か1時間半退屈しない。特に意味を考える気もなく、ただ何となく感じて、自分で考える。面白い。

その後、久々にOnGoing Cafeに顔を出して、少し酒を飲む。マスター(笑)もマスターらしくなってきたし、大したもんだ。あの場所にギャラリーとカフェを出して、ちゃんと維持できているのがすごい。マスターとマイケル・ジャクソンの話などで盛り上がり、23時過ぎに帰路に着く。

何だかんだと、それなりにやることがある日々。日常に流されていく。

2009年4月19日

ラ・マシン

昨日は横浜にラ・マシンのパフォーマンスを見に行った。強行スケジュール。ものすごい疲れたが、素晴らしかった。

本日はリキッドルーム。