俺は『ガンダム』よりこっちの方がでかい影響を受けた。実は俺の中で『ガンダム』ってのはガンプラでしかなく、そんなに思い入れはない。マクロスはいい。物語、メカ、キャラクター全てにおいて完璧に近い。後半は結構辛いんだけどね。
マクロスは俺の住んでいる東京では日曜日の14:00から放送だったと思う。13:30からが『レインボーマン』ね。表で遊んでいても14:00になると必ずテレビのあるところに行って見ていた記憶がある。そもそも戦闘機がロボになるってのが最高じゃないか。さらに戦闘機とロボの中間形態である「ガウォーク」という概念が新しかった。だって戦闘機から足が生えてるんだよ!あり得ねえ。
出てくるガジェットもとても素敵だった。マクロスが敵の攻撃から自身を守るために用いる「ピンポイントバリア」なんて秀逸だった。これは小さい円をたくさん動かして敵のミサイルから自身を守るという防護兵器でトラックボールで操作してた。
物語も主人公とアイドル歌手のヒロインが結ばれるのかと思ったらそうでもなかったり、当初敵だったゼントラーディー(デカルチャ~)軍(ものすげえ巨人)の一部が仲間になってみたり(小型化して普通の人間サイズになる)、それと人間が恋愛したりとなかなか複雑で面白い。確実にガンダム以降なんだけど、俺にはこちらの方がしっくり来た。
この映像はオープニングなんだけど、敬愛する平野俊弘が作ってます。『メガゾーン23』のキャラデザの人ね。ちなみに俺は『無敵少女ラミー』という平野俊弘のレアな漫画も所有してる。大好きなんだよな。他にも当時のアニメオールスターが参加していてさすがにクオリティは高い。
あと書かねばならないことはミサイルの描写、通称「板野サーカス」もしくは「納豆ミサイル」!これは映画版で炸裂するミサイルの描写なんだけど、とにかくミサイルの煙が糸を引いたみたいに絡み合って飛んでいく。それを初めて見たときはぶっ飛んだね。ミサイルってこんなに格好いいんだと思った。板野一郎という『メガゾーン23』とかにも絡んでいるアニメーターが開発した技法でこりゃすごいよ。その他も映画版『超時空要塞マクロス 愛覚えてますか』を見ていると、2Dアニメの表現ってこの辺りが頂点なんじゃないかと思うくらいよくできてる。
俺の作ったBORIS Ibitsuという作品も明らかにマクロスへの愛情とオマージュの作品だ。3D担当のBEECODEシマに「ミサイルだけは絶対に板野サーカスにしてくれ」、「そのミサイルの中に必ずバドワイザーの缶を飛ばしてくれ」と注文を出した。マクロスが公園に身体半分埋まってる絵も描いて見せたし。(これはIbitsuのラストシーンに反映されてると思う)とにかく大好きだ、マクロス。
長くなってしまった。こうやって考えるとある特定のアニメなんかに異様な執着があるな俺。確かに中学生くらいまではアニメショップや、秋葉原に毎週末通ってるようなガキだったんだけど。マクロスのキャラクターが入ってる紙袋持って歩いてたし(ものすげえ恥だな)。と同時にロックとファッションと絵にも興味があったからある意味助かったと思う。そのまま行ってたら今頃紙袋持って秋葉原メイドカフェコースだろ。